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キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

5月25日付繊研コラム

将棋ブームだそうです。ほんと?

 

一時よりは、将棋に目を向ける方が多くなった気はしますが、だいたいみんな「藤井聡太5冠の話題ファン」じゃないかと踏んでいます。

 

先輩である大物記者さんから「藤井聡太さんが付けていたマスクを作っていた小さなメーカーが、彼のおかげで1年分の受注を受けて繁盛してるんだよ」という、素敵な話を聞かされました。将棋ファンでなくとも、いい。藤井ファンがいるだけで経済が回る。

衣食住足りた人々が、あこがれにお金を使うね。

 

近年、将棋を見ているだけの人を「観る将」と呼ぶ言葉がネット上に出現し、お笑いコンビ・サバンナの高橋さんが、しきりに口にするようになり広まったようです。見ているだけの人も将棋ファンなんだ、数年前に知りました。いや、将棋って指してナンボでしょう、って思っていた人多い。

ところがいるもんだね、観るだけの人々。

 

キタキリも観ているだけの人だった。それも、たまに。でも、観るだけの人を将棋ファンと呼んでもらって、いいの?ファンか?脳みそぐるぐる千日手

 

で、観る将も、人とは対局しないがアプリにはお相手してもらう。たまに。

だが、勝てないんだよ、AIに。天彦さまも負けを認めていたではないか。

対局なんてしたくない。観ているだけで充分のシロウトだ。

シロウトはAIに勝てない。プロはAIに勝てる。

観ているだけの人は呑気だ。あ~、そこ指す?とか、おお、この手か。とか、言いたい放題。

 

で、驚いたのは、観る将だけでなく「読む将」という人々もいる。

将棋関連の本を読む人々だ。

うむ、ワタクシも中川大輔8段の本は読んでみたい。数ページ試し読みして、面白い。

指さないくせに、勝つための本を読むという、矛盾。

 

只今、NHK杯の真っ最中。早指し将棋めちゃめちゃエキサイティングで、面白い。

 

で、近沢レースさん、この将棋レースハンカチ、夏ごろ再販予定だとか。

欲しいけど、ネット販売のみ。前回も数分で売り切れたということだ。

間違いなくワタクシは買えない。絶対この勝負、負けるの見えてる。

販売サイトに入力してる途中で、素早い方々に持って行かれてしまう。

 

いいの、勝負の世界は厳しいの。

 

羽生さん、1500勝おめでとうございます。すげーや。

 

 

👇キタキリのお漫画も読んでね

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4月20日付け繊研コラム。

新学期だから新企画です。

SNSでバズったモノが注目を浴びると恐ろしいスピードで消費されてしまう時代。

流れ行くと書いて「流行・トレンド」ですが、早い早いよ。

スニーカーはコレクターズアイテムでもあるし、革靴派が減少して、老若男女問わず足元スニーカー時代。

おしゃれアイテムスニーカーを見せたい、自分でも見たいというニーズに合わせるようアンクルパンツも定番に。

そうして、シャツインの流れがやってきて腰の位置高めの方が足が長く見えてカッコいいので、パンツの股上が上昇。

先日、ユニクロジーンズを試着したらエライ股上が深いのでスタッフさんに伺ったら「昨年からベルト位置高いです」と。

流行が変わってしまった。腰で履くパンツは結構、好きだった。というか長かった、ローライズ期が。

商社で服を枚数ではなく「何トン」単位で作るデザイナーの友人に聞いてみた。

「股上深いのはしばらく続くと思うよ~」だ、そうだ。

なんだろう、35年以上トレンドのこと描いているのに、慣れない。

変化のたびに驚く。

トレンドをウオッチしているだけのキタキリスズメだ。

 

世の中はスニーカーで溢れているのに、いかついハイヒールの革靴を履いて歩くキタキリなのでありました。

 

股上が浅くなり始めの頃、まずは腰パンが流行りました。1995年頃。あの頃渋谷でずり下げて履いていた若者ももう、40~50代か。早やっ。

 

↓株式会社アパレル

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移動でマイル沼。

3月22日付、繊研新聞コラムです。

 

今のところ、MilesANA pocket

 

協賛企業からモノだったりサービスだったりを移動して溜めたポイントで交換するシステム。

 

体力を使う移動の方がポイントが溜まるかんじ。

エネルギーを無駄遣いしなかったね、エライエライ、あんたぁ地球にやさしいね、SDGsの神に褒められるよ、でもタダじゃつまんないだろ、ご褒美あげるよ。

という、いまどきのコンセプト。

 

でね、タダなんだけどさ、タダなのに文句言う人多いのよ。

タダなんだけど、期待し過ぎちゃったんだね。

大してポイント溜まらない、交換したいご褒美はすぐになくなる、等々。

 

いやあ、ふだん身体使わないんだけどさ、ご褒美欲しくて頑張ったのに、なに、この仕打ち。って思う人は、やめた方が良いです。

 

なんかー、タダだし、アプリ入れてて気が付いたらポイント溜まってて、人気商品はすぐになくなるけど、寄付とかもできるし。自分が移動しただけで、困ってる人のお役にたててるんだったら、すんげー良いシステムじゃん。

 

と、思える人に、おススメです。

運が良ければ、交換したいモノやサービスがタダで頂ける。

 

「タダほど高いものはない」っていうけど、タダで人にモノをあげる人に裏がある、っていう性悪説から来てる言葉ですかね。

 

「利他」でモノを考える人もこの世界には多くいるからね。

善悪はどの世界でも拮抗しているね。

 

で、年度末なんで今回で沼企画、終了。

次回からは、バズりとトレンドです。

もうね、SNSのスピード早くて早くて。

時の流れが速くて早くて、昭和世代にはキツイね。

 

 

☟漫画も読んでね。

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お菓子作り沼

1月26日付け繊研新聞コラム。

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お菓子作るの好き。

 

昨日もガトーショコラ焼いた。上手く焼けた。めちゃ旨い。

実は、わりと簡単。難しいんじゃないかな、って気持ちが作るのを躊躇わせる。

 

でも、時間あると、人ってチャレンジするね。それも世界中で、女子お菓子作り。あ、男子も作ってるかもね。

 

ガトーショコラはそもそも、失敗から生まれたお菓子。

チョコレートケーキを焼こうとしたパテシェが、自分のカフェに現れたマフィアにビビって、小麦粉を入れ忘れた。出来上がったケーキが小麦粉抜きのしっとりチョコ。で、ヤクザのボスが「すんげー旨い」と絶賛したのが、ガトーショコラの始まりと「NHKグレーテルのかまど」という、スイーツ絶賛番組で観た聞いたエピソード。

 

いやあ、ガトーショコラ、美味しい。

 

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切り分けた。

 

何でも、しょっちゅう作ってると、そうとう美味しいものが作れる。

習うより、慣れろ。

 

時間がある人は、お菓子作りハマってみると楽しいよ。

 

 

 

☟お料理上手の妖怪シェフ、おめでとう漫画

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ソシャゲ沼

繊研新聞12月23日付けコラム。

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うちの息子の誕生日に、全国各地からプレゼントが届いた。

「友だちから」という。

北海道からは海鮮が、東北からはリンゴジュース。息子の好みを知っている「一度も会ったことのない友人たち」からだ。

 

コミュニケーションの形が大きく変ったのか?

いやいや、むしろ昔に戻ったんじゃないかと、思う。

 

気の合う人というのは、会話や文章である程度分かる。

そして、話が合うというのは友だち付き合いにおいて重要なことだ。

 

私の子ども時代には「ペンパル」というコミュニケーションの手段が存在した。

雑誌に「ペンパルコーナー」があって、文通で友だちになりましょう、という趣旨のもの。実際、文通でカップルになりました、なんて話ごろごろ転がっていた。

あの当時は、ペンパルコーナーに自己紹介のほか、住所とか晒してたよね。

今じゃ、考えらない。

 

ソシャゲは、ただ、文通よりやりとりのスピードが速いだけ、大して変わんない。

友だちと集まってやることは、昔からゲームだったわ。

人のやることはなんも、変わらない。

 

で、ソシャゲで知り合って、結婚してる人もたくさんいる時代。

 

1000年ぐらい遡ると、噂を聞いただけの女子に詩を書いて渡して、女子も詩が気に入ったら、お互い顔も観ずに床に入って結婚、という時代もあったではないか。

 

なんか、ソシャゲのコミュニケーションの方が、まだ丁寧なんじゃないのか?って思えて来た。

 

 

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麻雀ゲームという沼。

繊研新聞11月25日付けコラム

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ワタクシは麻雀やらないのです。

でも、あの麻雀牌の手触りは好きです。やったことないのに。

 

麻雀といえば、ワタクシが学校を卒業して就職したデザイン事務所での思い出が強烈です。

コピーライターで今も作家として活躍されている先輩が、大学の時にお付き合いしていた彼女とゴールインを果たしました。その彼女さんも作家として活躍されております。

 

新婚夫婦。愛し愛されの時に、夫、麻雀に興じて帰宅せず。

麻雀の魔力は、新婚の夫婦の愛情よりも強いのかと、当時思いました。

 

で、妻、うおおおおおおおお~、ってな勢いで、窓から麻雀牌を投げ捨てたそうです。

夫、同僚たるワタクシに、翌日会社でしょっぼぼで、ご報告。

奥さまに麻雀牌捨てられちゃったよ、って。

 

当たり前やん。

 

その時、ワタクシ心に誓いました。麻雀に手を出さないと。

麻雀はハマると抜けられない沼ということは、もう、数十年前から覚知済み。

 

だから、ワタクシは手を出さない。

 

 

デイリースポーツ社Webサイトよろずー。連載漫画・よろずなざっし~。読んでね♥

☟愛し愛されたいね。

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