ファッションfashion モードmode

キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

昭和レトロという沼。

10月22日付け繊研新聞コラム。

f:id:suzume-kitakiri:20211129221223j:plain

なんかね、流行はほんと、病のように繰り返すね。

だけれども、その時代のまんまじゃなく、今を生きる時代の感性も取り入れながら、新しい昭和のデザインを若い世代は愛でてるね。

 

私世代が思う昭和のデザインて、なんか、デザイン過剰。高度成長期の昭和ね。

だから、シンプルで無機質なクールなデザインが素敵と思ったのが、私世代。

昭和も終盤の頃。ちょうど、バブル世代。黒い家具、黒い家電、スクエアな形が流行った。

 

音楽もレコードで聴いていたのが、いきなりデジタルの走りであるCDに取って代わった時代。

今や普通と言えば、データ配信で音楽を聴く時代。

 

だが、なんだ今、若い世代にアナログのレコードが大人気だとか。びっくり。

レコード売り上げ、伸びてるんだってね。

 

デジタルの音って、データを軽くするために色んな音を省いている。

アナログの雑多な音は聴きようによっては、ふくよかな音色だ。

 

デザインも音も、全ての物事がシンプルでそぎ落とされた結果、みんな飽きちゃったのか。もうちょっと、ごちゃごちゃ、してても楽しいね、って。

で、いやいや、あの、雑多なデザイン、音、目新しいじゃん。

 

人というのは、何とも飽きっぽい、ね。

まあ、10年スパンで、みんな何かに飽きて、何かを求めてるね。

 

流行は繰り返される。

 

 

☟連載漫画よろずなざっしー。

yorozoonews.jp

当ブログのイラストコラム及び漫画は繊研新聞社の許可を得て転載しており、第三者が作者と繊研新聞社の許可を得ず、イラスト・漫画を複製・コピーして他の媒体に使用することを固く禁じます。