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キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

沼からトレンド。

繊研新聞4月28日付け、新連載「喜多桐スズメの沼からトレンド」です。

スズメさんとスズメさんまわりの人々がハマっているコト・モノを紹介します。

ハマり事って、自分だけのトレンドかもしれないし、実は世間のトレンドかもしれないので、世の中がわりと分かるかな~、って感じ。テキトーだね。ふふっ。

第1回は、今、私がドはまりの江戸。

江戸検定受けようかな、ってぐらいハマってます。

検定って45歳の時に韓国語検定3級が最後。受かって嬉しかった♡

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でね、スズメさん育ちが大阪。江戸初期の大坂って、大坂の陣で豊臣滅ぼされてメタクソに荒れてたんだけど、大坂すごいね。水運、今でいう交通網が発達してたので、日本中自由自在に移動できることや日本のわりと真ん中にある強みを生かして、日本中のお殿様の蔵屋敷が出来ました。蔵っていうのは財産を溜め込む場所。金だけじゃなく、日本中の食材も集まる。で、冷蔵庫の無い時代だから食料の加工の技術が発達しました。大坂に美味しいもの集まる、くいだおれの発祥。

 

江戸の人口が100万人の頃、大坂の人口35万人で、大坂の武士はたったの850人(この数字どこで見たのか元の本が見つからない。司馬遼太郎は200人って言ってる)。諸説ありで人口40万人の時、武家の家族も含めると最高8000人はいたのではないかと。だが、人口比僅か2パーセント以下。

大坂の武士、良い暮らししてたんだろうね。だってさ、江戸の武士なんて多すぎて録も貰えないし、内職して暮らしてた貧乏藩もあるよね。傘張りとか虫かご作りとか、色々。

江戸の武士、徳川時代はキッツい生活だね。戦争無いしね。戦争ないと暮らせないね。戦争は儲かるって未だに戦争ビジネスやってるね、現在も、世界中。

 

私が大好きな幕末あたりの田原藩渡辺崋山なんて、パパが養子ってだけで100万石をたった17万石に減らされて、生活苦だったんだけど、崋山がめっちゃ絵が上手くて絵を描いて売って生活してたんだよ。その手をよこせ、っていつもひとりごちてる。武士なのに画家。売れる絵が描けるって良いね。ちなみに、高野長英との蛮社の獄の「蛮社」は趣味のサークル名。西洋の知識をお勉強するオタクサークル。良いね、江戸は萌えポイント多すぎだよ。

 

なんか、江戸にハマったおかげで、改めて思った、生まれは大和飛鳥だけど、私の育った大坂すげー。

 

 

 

 

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