スニーカーブームを牽引するのが、やっぱ、ナイキ。
今も人気ですが、1990年代エアジョーダンが大ブレークしたとき「エアジョーダン狩り」なる犯罪まで起こり、社会現象として語られました。
連載四コマ「株式会社アパレル」でネタにしてますね。
サカイとナイキ
発売するやいなや、当日完売の人気スニーカー「sacai」と「Nike」のコラボスニーカー、ナイキ×サカイ。
sacaiは日本人デザイナーの阿部千登勢(あべちとせ)さんのブランドです。
サカイの人気の秘密は、と語る必要なし。見ればすぐわかるので秘密なんかないね。
すっごく可愛い、オシャレ、素敵、コレ欲しい。
私が描くとね、なんだか、イマイチ。
いやもう、世界中の人がサカイ欲しがって、大人気です。
スニーカーコーデの決め手はパンツ丈
服に合わせて靴を選ぶ人のほうが、断然多いと思うけれど、スニーカー好きは、靴に服を合わせるよね、絶対。だって、素敵なスニーカー手に入れちゃったら、この靴に合わせて、何着ようか考える。
繊研新聞7月22日付けの「センケン紙面から」で、スニーカーメーカの「ニューバランス」がパンツコレクションを発表した記事に注目しました。
元記事は、7月3日付。
シューズメーカーが作ったパンツ。なんか、親切。
自慢のスニーカーをかっこよく見せる丈のパンツ5種。履き心地も良く大ヒット商品になりました。
スニーカーは、靴が担わなければならない本来の役割「歩く・走る」を完璧に果たしているし、何よりも足に負担が掛からないから、楽ちん。そこにファッション性が加わって、もう、履物として無敵。
スカートにだって、ビジネススーツにだって、違和感のないコーデが出来るデザインも沢山販売されています。
もう、革靴、パンプスに戻れなくなります。
スカートにパンプスが当たり前だった時代のことを思うと、ビジネスシーンでも通勤だけでなく、オフィスでもフツーにファッション性の高いスニーカー履いてる女子も多く、時代が変わったんだな、と。
革靴のメーカーがスニーカーを作る時代ですが、スーツに革靴のトラディショナルなスタイルはやっぱりカッコイイ。私もスーツに高いヒールのパンプス姿は好きです。でも、高いヒールは頑張らないと履けないから、最近、ハードルが高い。
街ゆく人の足元を見ていると、若い世代にスニーカーが男女とも多いですね。
高いヒールのパンプス履いている女子は、結構年配だったりします。
若い女子のヒールが低い。
和服にスニーカーが「普通」の時代
ただ、スニーカーブーム、とはいうものの、ブームなのかなぁ?と思うスズメさんなのです。と、いうのも、ブームというのは一過性をさす言葉なので、ひっ掛かります。今や、靴と言えば、スニーカーを選ぶ若い世代が増えています。
先日、ウチの近所の小学校で夏祭りがありました。保護者に手を引かれ、ゆかた姿の子どもたちがゾロゾロと校庭に吸い込まれて行きます。ふと、子どもたちの足元に目をやると、スニーカー。女子も男子もスニーカー。サンダルでもない、スニーカー。
あれあれあれ?うちの子が夏祭りに参加した、15年ほど前でも、ゆかたのときは頑張って、下駄を履かせていましたが、もしもし?あれれ。
「アスファルトの上を下駄で歩くのはとてもキツイ、そもそも下駄は土の上を歩くために作られた履物ではないか」と、我が家の和装男子である息子から聞かされていたので、あー、親がよかれと思って、ゆかたには下駄よね、って履かせていたけど、やっぱ色々キツイんだ。そら、スニーカー選ぶね。
若い世代が窮屈な履物を選ばなくなりつつあるということは、もうブームというのではなく、ますますスニーカー市場が広がって行く、ってことですよね。
↑石畳もアスファルトも、下駄では歩きにくいと語るウチの息子。
確かに、下駄ってアスファルトの舗装もない、土や砂利道を歩く時代の履物だものね。
150年前の日本で、革靴を履いていて有名だった坂本龍馬も、当時スニーカーが存在したら、革靴よりスニーカーを選んでたと思うな。