1994年に東京都のゴミの分別収集が本格化した際、都が推奨ゴミ袋を都民に使うよう条例を出しました。
ゴミの中身が丸見えの、炭酸カルシウム入りの半透明袋を使わなくてはならなくなったのです。(現在は、透明・半透明であれば良いので平成21年に推奨袋は廃止)
これまでは、ゴミ袋と言えば、真っ黒。中身なんて見せたくないし、見たくない。
この推奨ゴミ袋使用周知に対して都の広報よりも役に立ったのが、なんと、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」通称「こち亀」だと東京都の正式な文書に記録が残っています。
1993年10月25日号付けのこち亀が「半透明、記名」の袋で大騒動という内容だったそうです。で、公称640万部の少年ジャンプは回し読み人口も含め、およそ2000万人がこのゴミ袋のことを知ったと東京都は計算しております。
ゴミ袋のことなんかどうでもよくなるような話です。「こち亀」すげー。