ファッションfashion モードmode

キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

2016-01-01から1年間の記事一覧

その43.女子のブルマー問題。

体操着のブルマーを知っている若い世代がもういない。体操着のボトムは半パンかジャージが今は当たり前ですね。 ブルマー萌えのおっさんは、今じゃもう特殊趣味だな。

その42.バレンタインデーって、なんだろう。

恋人でなく友人にあげるチョコを「友チョコ」自分にあげるチョコを「オレチョコ」男の子が女の子にあげるチョコを「逆チョコ」男の子が男の子に上げるチョコを「ホモチョコ」。 つまり、2月14日は「チョコを食べる日」になってしまったのでした。

その41.宗教とファッションの関係はとっても微妙。

戦後70年、海外の宗教行事を商機と考えた企業がお商売に繋げた結果バレンタインもクリスマスもハロウィンも宗教色なしにすっかり定着しちゃいました。 最近はキリスト教の3月の復活祭であるイースターを商機と考えた企業が積極的にイベントを仕掛けています…

その40.形状記憶シャツ?

「形状記憶したまんまの生地」は接骨院で存在しました。昨年、私、左足骨折。整骨院で幅広バンデージが足にぐるぐる巻かれちょいちょいと水をスプレーするとあ~ら不思議さっきまでの柔らかな布があっというまに、カッチカッチの固定具に。なんか、ハイテク…

その39.悪魔ちゃん騒動のち、キラキラネームブーム。

この年、悪魔ちゃん命名騒動という事件がありました。子どもの名前を「悪魔」と名付けて却下され、親が裁判所に不服を申し立て大騒動になりました。 今ではキラキラネームという言い方をして「騎士」と書いて「ナイト」と読ませるとかおいおい当て字なのはわ…

その38.形状記憶シャツが登場しました。

1993年に形状記憶シャツが大ブーム。それまで、形状が安定して型崩れしにくいワイシャツはポリエステルと綿の混紡だったのに、綿100%のシャツがノーアイロンでOKというのは衝撃でした。 サラリーマンの奥様方は大喜びで、クリーニング屋さんは商売あがったり…

その37.クリスマスが終わればお正月商戦。

クリスマス商戦が終了すればすぐにお正月商戦。ここ数年はクリスマス前にハロウィンのお祭り騒ぎが加わって、なんだか気ぜわしい。 うちの近所に、しめ縄を外さない家と、一年中クリスマスイルミネーションの残骸が玄関に放置してある家、カボチャの置物がず…

その36.リアルグランジファッションって、おいおい。

深刻な不況が続いた1993年の年の瀬。リアルグランジファッションのホームレスも町にあふれました。1993年、日本人の平均年収452万円。22年経って、2015年には415万円。・・・減ってるし。消費税は上がってるし、介護保険、国民健康保険、年金などの負担は増…

その35.流行は巡るよどこまでも、MA-1ジャンパー再ブレーク。

プレタポルテのデザイナーさんは、毎シーズン毎シーズン本当に大変だなぁと思います。手を変え品を変え丈を変え素材を変え、と。この年はロングが流行ったと思ったらあっという間にミニが提案されていてんん?早くない?と思ったものです。 シーズンごとに流…

その34.こんな漫画描いちゃいかんよ。

この漫画を描いてから20年以上経ったのですが、時代が追いついたというのか、少数派の人に理解が深まりました。 LGBTの人や、その枠に収まらない少数派の人たちの訴えの賜物なんですね。 そもそも、ファッションの世界はジェンダーフリーだと、今も昔も思っ…

その33.古着屋という名のブルセラショップ。

え~、古着は古着でも、おしゃれ目的ではない商品を扱う商売ですね。女子学生の体操のブルマとセーラー服で「ブルセラ」です。1990年代初めに出来た言葉ですが、今もまだ営業しているショップがあって驚きです。 当時も今も、お小遣い稼ぎで気軽に制服や下着…

その32.今もマルチ商法は健在だな。

このころの学習教材といえば「カセットテープ」です。CDもすでにありましたが、何十万円もする学習教材はだいたいカセットテープでした。何十万円もする学習教材をローンで買わされた人を何人か知っています。自宅の「ラジカセ」でせっせとコピーして売って…

その31.商売上手は魅力的な人物。

マルチ商法全盛期でした。家庭用洗剤、浄水器、羽毛ふとん、など。友人の誰かが何か売っていたような気がします。法に触れないマルチをネットワークビジネスと呼びますが、儲かるのは胴元ばかりで、ほとんどの人は大して儲からないのです。 私の学生時代の同…

その30.アイテムは呼び名が変われば新鮮でオシャレ。

別珍、ベルベット、ベロアは厳密には全部違う素材です。製造方法も全然違います。その昔、ブティックのおばちゃんは全部「別珍」と呼んでいました。そして、ベルベットと呼ぶより聞き慣れないベロアの方が、よりおしゃれな感じがしました。 「このブラウスに…

その29.ダイアルQ2って何?

0990の番号で始まる「ダイアルQ2(キューツー)」は事業者が様々な情報サービスを電話で提供し、NTTが情報料金の徴収をするシステムで1分50~150円と、料金も様々でした。 Q2を利用したアダルト番組、ツーショットダイヤルを利用し過ぎ高額請求トラブルが…

その28.エスカレートするピアスブーム。

ピアスもタトゥーも「親からもらった身体に傷をつけるのか」という声が、まだまだ聞こえた時代。ウルゾーさんも親から言われた言葉が深く刻みつけられていて、身体に穴をあける痛みの恐怖より、自分の中のモラルを破る方が怖かったようです。意外なところで…

その27.本格的デフレ時代に突入した1993年。

バブル経済崩壊後、本格的なデフレ時代が到来の象徴的なニュースでした。業界関係者も、一般の方々も驚きました。 今、1000円スーツと聞いても全然驚かない。こんな安い値段で服が売られてるってことは誰かが泣いているのかな、と思う自分と安くて嬉しいな、…

その26.コンビネゾンとトイレ事情。

15~16年は、つなぎ・コンビネゾンがとても売れたようです。GUが販売したロープライスのコンビネゾンに手が出しやすかったのかも。 コンビネゾンのトイレ問題はいつの時代も悩ましい。同じつなぎでも、子ども向けのロンパースは股の部分がホックになっていた…

その25.ファッションと気候。

この年の夏は冷夏でした。暑い寒いで服の売れ行きって変わりますね。2016年現在、アパレル業界向けに、気象データを分析して気象予想する人工知能の開発を手掛けているIT企業もあります。すげー時代。 私には「猫が顔を洗っているから明日は雨だ」とかいうほ…

その24.ファッションとドラッグと。

ドラッグをファッション感覚でやる人の本質ってこんなもんじゃないかと思って描いた漫画です。おしゃれなつもりでやってたとしたら、とてもカッコ悪いですね。 いっときの幸福感を得ても、一生を通して絶対に幸せになれないので、今も昔も、ドラッグに手を染…

その23.1984年エリマキトカゲブーム。

1984年にCMの影響でエリマキトカゲが大ブームになりました。日本中エリマキトカゲグッズであふれていましたね。 映画ジュラシック・パークの影響で1993年に大ブームになった恐竜。あらゆる業種で二匹目のどじょう商法が横行しました。昨年2015年にまたまた…

その22.私の名前の入った服。

デザイナーさんの名前がブランドロゴで、プリントしてある服を着ている人を見るとんん~、他人の名前だぞ、いいのだろうか、いいんだろうな、といつも思います。 自分の名前の書いてある服を着るのは、小さい子どもと、外出したまま行方不明になってしまう高…

その21.オシャレは我慢?

自然素材は夏は涼しく冬は温かい。っていうレベルを超えてますけど。 「おしゃれは我慢よ」と、私の仲の良いスタイリストさんが言ってました。彼女は御年60歳を超えてもなお、スタイルも良く美しく、すべてきれいです。そして毎日おしゃれを楽しんでいる。ゆ…

その20.社販という名の天引きシステム。

5話でショップ店員さんの過酷な現実 を描きましたが、ウルゾーさんも経営者としてあかんたれ。社販とファミリーセルはつきものですが、抜き打ちはいけませんなぁ。

その19.60年90年そして2014年ヒッピースタイルブーム。

団塊世代のウルゾーさんは1960年代後半に、ヒッピーな青春時代を過ごしたのでした。1993年ごろ、グランジブームの流れでヒッピーブーム再来。ニューヒッピー(ネオヒッピー)とよばれました。 2014年春夏にもヒッピーテイスト&ボヘミアンスタイルがトレンド…

その18.日本でプロサッカーリーグが開幕し、ミサンガブーム。

93年、サッカーJリーグがスタートし、人気Jリーガーが見につけていた「ミサンガ」が大ブームになりました。UVカット商品もブームになりましたが、効果ありなし良い悪いと色々言われていました。何事も走りのころは賛否両論ありますね。

その17.時代と共に変化する『VMD』ビジュアル・マーチャンダイジング。

服屋さんですね。デザイナーズブランド全盛のころ、数点のお洋服がちょこっと広々とした店内に置かれているショップが実際にありました。今思うと、商品しまいすぎ、出し惜しみしすぎ、もったいぶっていました。それでお店が成り立っていたのですね。 そして…

その16.ファッションもエコロジーブーム。エコかエゴか?

93年春夏は、エコロジー、自然志向がブームでした。エコのためなら人の意見も耳を貸さない「エゴなエコロジスト」さんたちも多く見られました。割りばしを使う人が悪者にされました。割りばしはもともと、間伐材を利用したエコ商品なのに。エゴロジストたち…

その15.1993年の霊感商法

え~、時事ネタですね。1993年社会問題になって連日報道されていた、新興宗教団体による「霊感商法」がネタ元です。その団体のメーンになる商品が「壷」で、「言い値」というドリームプライスで利益を得ていて商売なのか、犯罪なのか、今だ答えはありません…

その14.90年代のエクストリームシルエット

93~94秋冬・パリコレでは「グランジルック」が全盛で、グランジ(汚れ)を表現するため色んな素材が使われました。 このウルゾーさんのデザイン画はエクストリームなシルエット。20数年経過し、昨年から今年にかけてグランジファッションと同時にエクストリ…

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