ファッションfashion モードmode

キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

ジェンダーレス水着。

7月20日繊研新聞コラムです。

自分の「性」に違和感を感じたことがないワタクシですら、あのスクール水着は嫌だった。

男子が女子の水着姿をあからさまに品定めする会話が聞こえてくるたび、ううううっ、って思っていた、思春期の頃。

 

最高だよ、学校ではこの水着。

 

キラキラのスタイル抜群女子がギャーンってビキニとか着るのは悪いことではない。

個人で行ったビーチなどでオラオラって、見せつけて下さい。

スタイル抜群女子の水着姿は、女のワタクシもうっとりします。

素敵なスタイルは最強です、眼福です。

 

でも、学校という集団の場所で全員が全員、体形がむき出しになる水着はツラい。

 

フットマークさんのジェンダーレス水着、じわじわと広がっています。

 

 

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カラオケソーイング。

6月22日付、繊研新聞コラムです。

縫物大好きスズメさん。でも、下手。

我が家のミシンは、ニットを縫ってから糸調節がおかしくなって、雑巾すらまともに縫えない状態になり、そのまま押し入れの迷宮に。修理に出そうと思って15年以上経過。

 

ワタクシ世代は家庭科でミシンを習うので縫物をする人、割と多い。自分の着る服を縫う友達もいた。

 

小劇場で演劇をしていた先輩に頼まれて「成金のガウン」というお題で、衣装を縫ったこともあった。ナイロン製でペパーミントグリーン地にピンクのペイズリーという、魅惑的な生地を手に入れガウンを縫った。成金感ハンパなかった。

だが、アレはあかんね。

芝居を観るより、自分の縫った衣装が気になって気になって、まともにお芝居観ることが出来なかった、ちょっぴりしょっぱいことを思いだしたわよ。

 

あ、ワタクシが所属していた小劇場時代にも、先輩に「下品なブラウス」というお題を出されて、ブラウスを縫ったことも思い出したわ。黒のサテンに生地に金色テープでパイピングしてレッグオブマトンスリーブの袖付け。襟にレースを縫い付け、ゴージャス。

 

でさ、ブラウスとか縫う人間にとって直線縫いの雑巾なんかはお金を出して買うなんて考えられない。

 

でも、雑巾、100均でフツーに売ってるね。もう、買っちゃうよ、雑巾。

 

今は、家庭科の教科書の服飾のページには「コーディネート」という項目が当たり前にあり、服は作るのではなく買うものに。

 

ユザワヤなんか行くと、わお~、ってクラフトマンシップに火がついちゃうね。

 

こう、何だかな、縫物って無心になれて良いよね。

無心にミシン。

 

孫の保育園グッズ、縫うのを楽しみにしているBBA。

 

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5月25日付繊研コラム

将棋ブームだそうです。ほんと?

 

一時よりは、将棋に目を向ける方が多くなった気はしますが、だいたいみんな「藤井聡太5冠の話題ファン」じゃないかと踏んでいます。

 

先輩である大物記者さんから「藤井聡太さんが付けていたマスクを作っていた小さなメーカーが、彼のおかげで1年分の受注を受けて繁盛してるんだよ」という、素敵な話を聞かされました。将棋ファンでなくとも、いい。藤井ファンがいるだけで経済が回る。

衣食住足りた人々が、あこがれにお金を使うね。

 

近年、将棋を見ているだけの人を「観る将」と呼ぶ言葉がネット上に出現し、お笑いコンビ・サバンナの高橋さんが、しきりに口にするようになり広まったようです。見ているだけの人も将棋ファンなんだ、数年前に知りました。いや、将棋って指してナンボでしょう、って思っていた人多い。

ところがいるもんだね、観るだけの人々。

 

キタキリも観ているだけの人だった。それも、たまに。でも、観るだけの人を将棋ファンと呼んでもらって、いいの?ファンか?脳みそぐるぐる千日手

 

で、観る将も、人とは対局しないがアプリにはお相手してもらう。たまに。

だが、勝てないんだよ、AIに。天彦さまも負けを認めていたではないか。

対局なんてしたくない。観ているだけで充分のシロウトだ。

シロウトはAIに勝てない。プロはAIに勝てる。

観ているだけの人は呑気だ。あ~、そこ指す?とか、おお、この手か。とか、言いたい放題。

 

で、驚いたのは、観る将だけでなく「読む将」という人々もいる。

将棋関連の本を読む人々だ。

うむ、ワタクシも中川大輔8段の本は読んでみたい。数ページ試し読みして、面白い。

指さないくせに、勝つための本を読むという、矛盾。

 

只今、NHK杯の真っ最中。早指し将棋めちゃめちゃエキサイティングで、面白い。

 

で、近沢レースさん、この将棋レースハンカチ、夏ごろ再販予定だとか。

欲しいけど、ネット販売のみ。前回も数分で売り切れたということだ。

間違いなくワタクシは買えない。絶対この勝負、負けるの見えてる。

販売サイトに入力してる途中で、素早い方々に持って行かれてしまう。

 

いいの、勝負の世界は厳しいの。

 

羽生さん、1500勝おめでとうございます。すげーや。

 

 

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4月20日付け繊研コラム。

新学期だから新企画です。

SNSでバズったモノが注目を浴びると恐ろしいスピードで消費されてしまう時代。

流れ行くと書いて「流行・トレンド」ですが、早い早いよ。

スニーカーはコレクターズアイテムでもあるし、革靴派が減少して、老若男女問わず足元スニーカー時代。

おしゃれアイテムスニーカーを見せたい、自分でも見たいというニーズに合わせるようアンクルパンツも定番に。

そうして、シャツインの流れがやってきて腰の位置高めの方が足が長く見えてカッコいいので、パンツの股上が上昇。

先日、ユニクロジーンズを試着したらエライ股上が深いのでスタッフさんに伺ったら「昨年からベルト位置高いです」と。

流行が変わってしまった。腰で履くパンツは結構、好きだった。というか長かった、ローライズ期が。

商社で服を枚数ではなく「何トン」単位で作るデザイナーの友人に聞いてみた。

「股上深いのはしばらく続くと思うよ~」だ、そうだ。

なんだろう、35年以上トレンドのこと描いているのに、慣れない。

変化のたびに驚く。

トレンドをウオッチしているだけのキタキリスズメだ。

 

世の中はスニーカーで溢れているのに、いかついハイヒールの革靴を履いて歩くキタキリなのでありました。

 

股上が浅くなり始めの頃、まずは腰パンが流行りました。1995年頃。あの頃渋谷でずり下げて履いていた若者ももう、40~50代か。早やっ。

 

↓株式会社アパレル

www.kitakiri.com

移動でマイル沼。

3月22日付、繊研新聞コラムです。

 

今のところ、MilesANA pocket

 

協賛企業からモノだったりサービスだったりを移動して溜めたポイントで交換するシステム。

 

体力を使う移動の方がポイントが溜まるかんじ。

エネルギーを無駄遣いしなかったね、エライエライ、あんたぁ地球にやさしいね、SDGsの神に褒められるよ、でもタダじゃつまんないだろ、ご褒美あげるよ。

という、いまどきのコンセプト。

 

でね、タダなんだけどさ、タダなのに文句言う人多いのよ。

タダなんだけど、期待し過ぎちゃったんだね。

大してポイント溜まらない、交換したいご褒美はすぐになくなる、等々。

 

いやあ、ふだん身体使わないんだけどさ、ご褒美欲しくて頑張ったのに、なに、この仕打ち。って思う人は、やめた方が良いです。

 

なんかー、タダだし、アプリ入れてて気が付いたらポイント溜まってて、人気商品はすぐになくなるけど、寄付とかもできるし。自分が移動しただけで、困ってる人のお役にたててるんだったら、すんげー良いシステムじゃん。

 

と、思える人に、おススメです。

運が良ければ、交換したいモノやサービスがタダで頂ける。

 

「タダほど高いものはない」っていうけど、タダで人にモノをあげる人に裏がある、っていう性悪説から来てる言葉ですかね。

 

「利他」でモノを考える人もこの世界には多くいるからね。

善悪はどの世界でも拮抗しているね。

 

で、年度末なんで今回で沼企画、終了。

次回からは、バズりとトレンドです。

もうね、SNSのスピード早くて早くて。

時の流れが速くて早くて、昭和世代にはキツイね。

 

 

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お菓子作り沼

1月26日付け繊研新聞コラム。

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お菓子作るの好き。

 

昨日もガトーショコラ焼いた。上手く焼けた。めちゃ旨い。

実は、わりと簡単。難しいんじゃないかな、って気持ちが作るのを躊躇わせる。

 

でも、時間あると、人ってチャレンジするね。それも世界中で、女子お菓子作り。あ、男子も作ってるかもね。

 

ガトーショコラはそもそも、失敗から生まれたお菓子。

チョコレートケーキを焼こうとしたパテシェが、自分のカフェに現れたマフィアにビビって、小麦粉を入れ忘れた。出来上がったケーキが小麦粉抜きのしっとりチョコ。で、ヤクザのボスが「すんげー旨い」と絶賛したのが、ガトーショコラの始まりと「NHKグレーテルのかまど」という、スイーツ絶賛番組で観た聞いたエピソード。

 

いやあ、ガトーショコラ、美味しい。

 

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切り分けた。

 

何でも、しょっちゅう作ってると、そうとう美味しいものが作れる。

習うより、慣れろ。

 

時間がある人は、お菓子作りハマってみると楽しいよ。

 

 

 

☟お料理上手の妖怪シェフ、おめでとう漫画

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