ファッションfashion モードmode

キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

韓国ドラマという沼。

繊研新聞、5月26日付けコラム。

喜多桐スズメの沼からトレンド。2回目は韓国ドラマ沼。

f:id:suzume-kitakiri:20210621194334j:plain韓国ドラマです。ほんと、好きな人めっちゃ多い。私も大好き。

で、冬のソナタヨン様ブームの頃、韓ドラの雑な作りに怒る人々の気持ちもよーっく知っております。雑と言っては失礼なんだけど、リアルを求める人にとっては雑な分類。

 

20年前の韓国ドラマ、バンバン車に轢かれる、都合が悪くなると記憶喪失になる、など突っ込みどころ満載だったんだけど、これ、日本で言うと東海テレビの昼ドラじゃね?ってぐらい、荒唐無稽で面白かった。面白い勝ちじゃん。演技の上手い美男美女が面白いドラマやってんだから、みんな夢中になって当然じゃん。

 

で、現在、そこに国家が総力をあげて才能と金をぶち込んだ結果が出てる。面白くないはずがない。金大中大統領は1998年に自らを「文化大統領」宣言をした。本当だよ。

 

そもそも文化産業政策っていう、芸術・メディアコンテンツを国の基幹産業のひとつにする経済政策はフランスなどヨーロッパが力を入れている。

 

だから、我が国のおそまつな文化事業政策には、涙がこぼれる。

 

リエーターや実際に仕事をするプレーヤーのギャラがおそろしく安い、我が国。

 

沼からトレンド。

繊研新聞4月28日付け、新連載「喜多桐スズメの沼からトレンド」です。

スズメさんとスズメさんまわりの人々がハマっているコト・モノを紹介します。

ハマり事って、自分だけのトレンドかもしれないし、実は世間のトレンドかもしれないので、世の中がわりと分かるかな~、って感じ。テキトーだね。ふふっ。

第1回は、今、私がドはまりの江戸。

江戸検定受けようかな、ってぐらいハマってます。

検定って45歳の時に韓国語検定3級が最後。受かって嬉しかった♡

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でね、スズメさん育ちが大阪。江戸初期の大坂って、大坂の陣で豊臣滅ぼされてメタクソに荒れてたんだけど、大坂すごいね。水運、今でいう交通網が発達してたので、日本中自由自在に移動できることや日本のわりと真ん中にある強みを生かして、日本中のお殿様の蔵屋敷が出来ました。蔵っていうのは財産を溜め込む場所。金だけじゃなく、日本中の食材も集まる。で、冷蔵庫の無い時代だから食料の加工の技術が発達しました。大坂に美味しいもの集まる、くいだおれの発祥。

 

江戸の人口が100万人の頃、大坂の人口35万人で、大坂の武士はたったの850人(この数字どこで見たのか元の本が見つからない。司馬遼太郎は200人って言ってる)。諸説ありで人口40万人の時、武家の家族も含めると最高8000人はいたのではないかと。だが、人口比僅か2パーセント以下。

大坂の武士、良い暮らししてたんだろうね。だってさ、江戸の武士なんて多すぎて録も貰えないし、内職して暮らしてた貧乏藩もあるよね。傘張りとか虫かご作りとか、色々。

江戸の武士、徳川時代はキッツい生活だね。戦争無いしね。戦争ないと暮らせないね。戦争は儲かるって未だに戦争ビジネスやってるね、現在も、世界中。

 

私が大好きな幕末あたりの田原藩渡辺崋山なんて、パパが養子ってだけで100万石をたった17万石に減らされて、生活苦だったんだけど、崋山がめっちゃ絵が上手くて絵を描いて売って生活してたんだよ。その手をよこせ、っていつもひとりごちてる。武士なのに画家。売れる絵が描けるって良いね。ちなみに、高野長英との蛮社の獄の「蛮社」は趣味のサークル名。西洋の知識をお勉強するオタクサークル。良いね、江戸は萌えポイント多すぎだよ。

 

なんか、江戸にハマったおかげで、改めて思った、生まれは大和飛鳥だけど、私の育った大坂すげー。

 

 

 

 

繊研コラム3月分

漫画描いてて、気が付けば5月。

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繊研新聞、月イチ連載の「センケン紙面から」は今号で終了です。

138回描いたから、11年6カ月続いた連載終了~!

うわ、長っ!年取る訳だ。しわしわになる訳だ。

 

4月からは「喜多桐スズメの沼からトレンド」もうちょっとしたらアップします。

 

4月は「江戸沼」描いたんですが、実は渋沢栄一沼にもハマってる。

そもそも、経済の父なんだけれども、2年前に福祉に尽力した渋沢栄一を知って、めっちゃハマってます。

娘の歴女仲間が渋沢栄一が1万円札に決まった際推しのお札は使うことが出来ないじゃないかと愉快なことを言ってました。

 

大河ドラマ「晴天を衝け」の衣装がとーっても素敵。色んな藍染があって、きゃっ♥ってなる。

きっと実際はあんな素敵な着物で生活してなかったんだろうけど、ドラマの衣装は観る方にとっちゃ楽しみのひとつだから、前回の「麒麟が来る」のときと同様、衣装は素敵であってね、と思います。

 

 

 ↓こちらは日記ブログ。日記って、毎日描いてないから嘘だね。

www.suzume-kitakiri.com

繊研コラムまとめてアップ

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私が子ども時代は学校で、女子も男子もお裁縫は普通に家庭科の授業であったもんです。

現在、私の子どもたちも、ボタン付け一つできませんね。ってか、やんなくていいからね。ボタン取れたら、新しい服を買っちゃうね。

娘が中学の時、家庭科の教科書「被服」の項目に「コーディネート」が普通に掲載されていて、あ~、服は作るんじゃなく、コーデを習う時代なんだと思ったのも、もう、10年以上前。

作ることが好きな人も沢山いて、作れる人と作れない人の両極ですね。

 

子どもたちにモノ作りの楽しさを教える取り組みをしている、奈良の縫製工場。

ヴァレイさん、素敵です。

www.valleymode.com

 

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2021年の幕開けは、ゼロホワイトですよ。

もう、ひと月経っちゃって、緊急事態宣言も延長で、もう真っ黒な気分ですが、着るものの色で気持ちって変わるので、頑張っていきましょう!

 

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百貨店の福袋は、今年一年の総決算ですね。

福袋の内容は時代とともに変わるけど、一年のトレンドが丸見えなので、楽しいです。

紅白歌合戦で流行った音楽を総決算的に知ることが出来るのと同様、年末は、デパートの福袋に注目です。

年々、百貨店に吹く風は厳しさを増すばかりですが、物を売るだけが百貨店の役割ではないので、なんとか持ちこたえてほしいと、祈るばかりです。

 

日々のトレンドは繊研新聞でチエックしてね!

senken.co.jp

高田賢三さん、お別れ

本日10月22日付、繊研新聞のカルチャーコラムです。

 

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繊研新聞誌上で連載させて頂いた漫画「株式会社アパレル」でも、ネタにさせて頂いた、世界のケンゾー。

 

株式会社アパレルの社長の名は、ウルゾー。

ケンゾーさん、はい、好きなデザイナーさんでした。

ケンゾーさんを、私ごときが語るにはおこがましい。

 

年齢を重ねてどんどんかっこよく思えてきた賢三さん。

仕事も生き方も、いいなぁ~、と思っていた矢先の訃報で、かなりショックな喜多桐です。しかも、コロナ。なんか悔しいなぁ。

 

全然関係ないですが「喜多桐」はペンネームで、本名の旧姓は「高田」姓。なんか、勝手にご縁を感じてたわけですよ。

 

本当に、一日も早くコロナが収束してくれることを心から願います。

 

↓ケンゾーさんネタ。散々ネタにして、おこがましいもないよね。ばかちん、私。

www.kitakiri.com




コロナ需要高まるキャンプ

本日、9月23日付け、繊研新聞のカルチャーコラムです。

 

ようやく涼しくなりました。

昨日までの4連連休は、各行楽地もキャンプ場も賑わいました。

こんなに人出があって大丈夫か?って思ってるのは、出かけた人も家に居た人もみーんな思っていること。

 

密閉空間よりは、オープンエアーなお外の方が安全だね、って思う人はたくさんいます。で、キャンプは何もコロナだからというわけでもなく、数年前からじわじわ人気が上昇していました。

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お出かけしたい欲求と、安全に過ごしたい欲求がみごとにマッチングしちゃった。

アウトドア。

 

私はかつて、キャンプとは大勢で行くものという固定観念がありました。

 

しかし、私はキャンプ場で張り切るテント張り奉行やらバーベキュー奉行に委縮してしまうタイプ。ああ、何もできなくてすみません。って。

経験者の意見は初心者にとってありがたいものですが、張り切る人に委縮しながら過ごす時間は、あわてんぼうですぐパニックになる私にとって、ほんと、リラックスできない。

大自然を満喫しに行って、ストレス溜めて帰ることになるので、大勢で行くキャンプが辛い人って、多かったんだね。

 

ソロキャンプがブームになったの、物凄くわかる。

 

で、人生初のお泊りキャンプは、大雨。

寝袋に入って横になっていると、大粒の雨がテントにぶつかり、ざぁざぁ、バラバラバラバラっ音を聞きながら、寝れない。これは何かの罰ゲームですか!って心の中で叫んでいました。

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そして、キャンプはトラウマとなった。

 

アウトドアは、ひとりもしくは、家族だけでいいね。

大勢で行かなくて、いいよ。そして、お泊りもいらない。

外でそっと火を囲むアウトドアなら、大好き。

 

個人的意見。

 

大勢で楽しめる人も世の中にはたくさんいるし(そういう人の方が多いんだろうな)。ただ、今はキャンプも最大人数は家族だけだね。

 

大勢で楽しみたい人は、もう少し我慢。

 

一日も早く、コロナが収束しますように。

 

 

 

 

日本の猛暑は日傘で乗り切れ。

8月20付繊研新聞のカルチャーコラムです。

 

日本列島、連日の猛暑です。太陽の暴力がハンパないです。

私が子どもの頃は、気温が30度越えたら、大騒ぎでした。

その頃から10度近く夏の気温が上昇しています。

気温が人間の体温を超える日が来るなんて、信じられない。

 

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日傘は女子のアイテムと思われがちですが、効率よく紫外線を防いでくれる最強アイテムでもあります。

 

男子だって、暑いし、痛い。日傘は有効。

 

で、男子の日傘を推進する団体が日本日傘男子協会

 

そう、良いものは男子女子の区別なく、取り入れましょうね。

 

 

 

 

 

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