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キタキリだから、ファッション・トレンドまわりをゆるっと語る。

ファン付きフェイスシールド!

ファッションブログほったらかしの、キタキリです。申し訳ありません。ほったらかしていても、読んで下さってる読者が結構いてびっくり、ありがとうございます。

 

 6月24日付 センケン紙面から

さて、本日付の繊研新聞の月イチコラム「センケン紙面から」は株式会社空調服が開発中の「フェースシールド」です。

 

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繊研新聞 | No.1ファッションビジネス専門紙

 

 

www.9229.co.jp

 

昨年も、株式会社空調服さんの、ワイルドイケメンモデルにハートを鷲掴みされ、書かせていただきました。ド直球の社名も好き。社名も、じゃないな、社名が一番好きだね。

 

で、株式会社空調服さんのサイトのwww.9229←これ「クウチョウフク」のゴロ合わせでは・・・。と、どうでもいい所かもしれないけれど。

 

新型コロナウイルスの影響はまだまだ続くけど、外出自粛期間が一応解除され、コロナウイルスと付き合って生活する日常が当たり前になりました。マスクなしの生活が考えられないなんて、今年の初めに誰が想像したんでしょう。

半年前にファン付きフェイスシールドを見たら、私は爆笑してたと思う。今はこのビジュアルが、ち~っとも不思議じゃないのが、不思議です。

 

 台湾のマスク事情

2年前の2018年6月に台湾に行ったとき、台北市内のありとあらゆる場所でマスクがファッションアイテムとして売られていて、へ~、って感じで眺めていたのですよ。

 

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☝ 2018年6月・台北市内のマスクたち

 

いや~、買っときゃ良かった。せめてお土産に。

でも、2年前はこんなもの買って帰ってもな~、なんて思い手に取ろうともしなかった。未来のことは分からない。

 

SARS・MERSを経験している台湾では、マスクと共に生活する習慣がついていたから、すでにファッションアイテムとして確立していたわけです。

 

余談ですが、漫画・(株)アパレルの服売造が2000年にオシャレマスクを考案したものの、バカバカしいと自分の考えを打ち消しています。いや、ただ、早かっただけなのです、20年前だし。すげー、ウルゾー。いや、描いたの私だし。てへへ。てへへじゃないね。

 

 

空前のスニーカーブーム、だそうです。

スニーカーブームを牽引するのが、やっぱ、ナイキ。

今も人気ですが、1990年代エアジョーダンが大ブレークしたとき「エアジョーダン狩り」なる犯罪まで起こり、社会現象として語られました。

 

連載四コマ「株式会社アパレル」でネタにしてますね。

 


 

 

サカイとナイキ

発売するやいなや、当日完売の人気スニーカー「sacai」と「Nike」のコラボスニーカー、ナイキ×サカイ。

sacaiは日本人デザイナーの阿部千登勢(あべちとせ)さんのブランドです。

 

サカイの人気の秘密は、と語る必要なし。見ればすぐわかるので秘密なんかないね。

すっごく可愛い、オシャレ、素敵、コレ欲しい。

 

私が描くとね、なんだか、イマイチ。

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いやもう、世界中の人がサカイ欲しがって、大人気です。

 

スニーカーコーデの決め手はパンツ丈 

服に合わせて靴を選ぶ人のほうが、断然多いと思うけれど、スニーカー好きは、靴に服を合わせるよね、絶対。だって、素敵なスニーカー手に入れちゃったら、この靴に合わせて、何着ようか考える。

 

繊研新聞7月22日付けの「センケン紙面から」で、スニーカーメーカの「ニューバランス」がパンツコレクションを発表した記事に注目しました。

 

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元記事は、7月3日付。

senken.co.jp

 

シューズメーカーが作ったパンツ。なんか、親切。

自慢のスニーカーをかっこよく見せる丈のパンツ5種。履き心地も良く大ヒット商品になりました。

 

スニーカーは、靴が担わなければならない本来の役割「歩く・走る」を完璧に果たしているし、何よりも足に負担が掛からないから、楽ちん。そこにファッション性が加わって、もう、履物として無敵。

 

スカートにだって、ビジネススーツにだって、違和感のないコーデが出来るデザインも沢山販売されています。

もう、革靴、パンプスに戻れなくなります。

 

スカートにパンプスが当たり前だった時代のことを思うと、ビジネスシーンでも通勤だけでなく、オフィスでもフツーにファッション性の高いスニーカー履いてる女子も多く、時代が変わったんだな、と。

 

 革靴のメーカーがスニーカーを作る時代ですが、スーツに革靴のトラディショナルなスタイルはやっぱりカッコイイ。私もスーツに高いヒールのパンプス姿は好きです。でも、高いヒールは頑張らないと履けないから、最近、ハードルが高い。

 

 街ゆく人の足元を見ていると、若い世代にスニーカーが男女とも多いですね。

高いヒールのパンプス履いている女子は、結構年配だったりします。

若い女子のヒールが低い。 

 

和服にスニーカーが「普通」の時代

 ただ、スニーカーブーム、とはいうものの、ブームなのかなぁ?と思うスズメさんなのです。と、いうのも、ブームというのは一過性をさす言葉なので、ひっ掛かります。今や、靴と言えば、スニーカーを選ぶ若い世代が増えています。

 

先日、ウチの近所の小学校で夏祭りがありました。保護者に手を引かれ、ゆかた姿の子どもたちがゾロゾロと校庭に吸い込まれて行きます。ふと、子どもたちの足元に目をやると、スニーカー。女子も男子もスニーカー。サンダルでもない、スニーカー

 

あれあれあれ?うちの子が夏祭りに参加した、15年ほど前でも、ゆかたのときは頑張って、下駄を履かせていましたが、もしもし?あれれ。

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アスファルトの上を下駄で歩くのはとてもキツイ、そもそも下駄は土の上を歩くために作られた履物ではないか」と、我が家の和装男子である息子から聞かされていたので、あー、親がよかれと思って、ゆかたには下駄よね、って履かせていたけど、やっぱ色々キツイんだ。そら、スニーカー選ぶね。

 

若い世代が窮屈な履物を選ばなくなりつつあるということは、もうブームというのではなく、ますますスニーカー市場が広がって行く、ってことですよね。

 

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↑石畳もアスファルトも、下駄では歩きにくいと語るウチの息子。

確かに、下駄ってアスファルトの舗装もない、土や砂利道を歩く時代の履物だものね。

 

150年前の日本で、革靴を履いていて有名だった坂本龍馬も、当時スニーカーが存在したら、革靴よりスニーカーを選んでたと思うな。

 

 

 

 

空調服

 

 

空調服

本日、6月21日付け繊研新聞13面カルチャーのページに「センケン紙面から」という、月イチ連載のイラストコラムの中で、空調服のことを描かせて頂きました。

 

senken.co.jp

↑電子版は、無料で読めるページも充実していますがキタキリのコラムのあるページは有料版でお読みくださ~い♡

 

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社名がド直球!

数年前から、この「空調服」が気になって気になって、仕方なかったの。

本当に、涼しいのかと。重そうだな、肩は凝らないのか、って。インドア派なんですけどね。気になる。

 

夫が嬉しそうにワークマンプラスで、うきうき買い物する姿を横目で見ながら、空調服をチラチラ見る私。おおっ、ワークマンプラスの空調服はリーズナブルだね。買わなかった、っていうか、買うっていうと、絶対怒る。どこ着て行くんだって。そう、インドアの人間に必要ないよね。でも、試着ぐらいすればよかった。

 

ところで、服を買いに来て、女子がつまらなさそうにしている空間って、ちょっと珍しい。普通は逆。女子がうきうき服を選んでいる間中、男子は手持無沙汰、という常識がこのお店では真逆。真剣なまなざしで商品を選んでいる女子の姿もありましたが、ランニングの帰りですか?と聞きたくなるような、気合いの入ったアスリートファッションでした。

 

さて、気になって仕方のない空調服だから、ついつい目が行ってしまう。

6月17日付の繊研新聞2面下広告が!

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ワイルドなイケメンモデルさんが空調服着てる!

広告掲載企業の情報少なく右下にバーコード!

もう、ためらうことなくスキャン!

 

 株式会社 空調服

↑ど、直球な社名ですね。

私の漫画「株式会社アパレル」をほうふつとさせる、直球ぶり。

株式会社 空調服さんのサイトに、空調リュック、空調イスなどのアイテムもあって、

リュック背負うなら、やっぱ服だな、イスは下からスースーするかなぁ。

などとサイトを見ながらぶつぶつひとりごと言ってるし。

 

www.bildy.jp

 

インドア派な私が知らなかっただけなのですね。空調服の比較サイトもあります。

 

 スポーツアパレルのデサントが「空流JAC・クウルジャック」と言う名の空調ベストを発売して、ますますスタイリッシュになる空調服、いや、ファンウエアってすでに言い換えられてる。働く人の服から、趣味やスポーツの世界にも広がっては、ファンウェアとしておいたほうがいいのよね。頑張れ、株式会社 空調服。株式会社ファンウェアでは、つまらない。

 

現場から街に広がった、ファンウェアの詳細は6月4日付の繊研新聞電子版でチェック。

 

真夏の東京五輪にファンウェアは必要!

それと、間違いなく、2020年の東京オリンピックに、ファンウェアは必要だよね。

あの、日よけ傘より、ファンウェアだな。

 

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これって、人混みやスタジアムで使用したとき、前後左右の人にぶつかったり引っかかったりするって、考えなかったのかな。このアイテムは、自分の前は海か川、隣の人は離れた場所に、という釣り人には便利グッズなんだと思います。

 

2020年の東京オリンピックって当初「コンパクトオリンピック」って言ってたけど、もう当初予算はるかにオーバー3兆円越えですね。まだ、じゃぶじゃぶお金使うそうね。だったら、土建屋さんばっかに使わないで、アパレルにもう少し回してくれても、いいよね。

 

空調服、2020年東京に必要だと思うのは私だけじゃないはずよ。ねえ、株式会社 空調服さん。

 

 

 

 

 

 

KAWSのユニT、その後どうなった?

 

6月の頭、中国のユニクロ各店で開店と同時にKAWS(カウズ)のTシャツめがけて突入した大勢の人々が、商品を奪い合うという動画がSNSで話題になりました。

 

なんだ、なんだ、びっくりしたよ。Tシャツ買うのに殴り合いまでして。私だって好きなアーティストのTシャツは欲しいけど、奪い合いしてまで買わないよ。しかし、こんな大勢の人が奪い合うぐらいに人気があるの、KAWSさん。

 

KAWSとは?

KAWSさんはニューヨークのアーティストで、日本人だと村上隆さんのような存在。

目がテン、ならぬ目がバッテン。KAWS作品はバッテン目キャラが特徴的。

 

奪い合う原因は「転売目的」だから。アートがお金に見えるのね。すっごく残念。

だけど、奪い合ってもらえるぐらいの人気は羨ましい。と、言いつつも、自分の作品がマジの奪い合いになるのは嫌だなぁ。KAWSさん、今めっちゃ悲しいだろうなぁ。

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KAWSさんは自分のSNSで、UTとのコラボは今回が最後って発信したことが、わぁ~って押し寄せた原因の一つだそうです。ほら、みんな限定品とかに弱いから。

 

1点ものって、あり? 

ファストファッション全盛で、自分で服を縫ったこともない世代の人は知らないだろうけど、私の20代の頃、アパレルの店員さんは「こちらの商品は1点ものになります」などと平気で言ってた。キャッチ-なセールストークね。1点ものって、他にはないんだ、これ着てるのって私だけ?などと、ぱ~っとなって、ご購入。昭和の服屋さんあるある、です。高級既製服だって、1点ものは存在しないが、昭和のブティックにはチープで尚且つ、たくさんのうさんくさい1点ものが存在したの。

 

さて、日本では6月7日金曜日がKAWSユニクロTシャツの発売日でした。

ユニクロ銀座店には、ずら~り、行列。びっくりだわ。

中国での騒動を受けて、ユニクロ側が対策を取り、ひとり1アイテム1点の制限付きにしちゃったので、暴動に発展することもなかったようです。

 

発売から2日経過し、うちの近所のユニクロではKAWSのTシャツどうなってるんだろう?あったら買うか、てなノリで行ってみました。並ぶ人は銀座を目指すだろうけど、うちの近所の小規模ユニクロだとあるかも。

 

なかったよ。やっぱり。

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ん?メンズUT、トートバッグは完売しました。ってことは、レディースはまだあるのか!やった!やった、とか、なぜ喜ぶ、私。特別KAWSさんのこと好きでもないくせに。嫌いでもないけど。買うのが目的になっているからだな。この、やった!は。

 

KAWS Tシャツはメンズとキッズ、グッズしかなくて、レディースは元々ないんです」とユニクロの店員さん。なんだ、残念。いやいや待てよ、つまり、キッズはあるのか。

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このPOPの裏側にひっそりと、120㎝と140㎝がわずか数点残されていました。うむ、知り合いのちびっ子に買っていってやるか?いやいや、ちびっ子は下のミニオンズのほうが、喜ぶだろう、たぶん。や~めた、というか買うなよ、私。

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24日からのポケモンTシャツの方をゲットしに来た方がよさそうですな。UTマスターにならなくてもいいけど、ちょっと、欲しい。

 

転売目的はなんだか・・・

さて、今、メルカリ見たら、えらいことになってるね。

KAWS Tシャツ、6万円の値段を付けて売ってる人がいる。中国では10倍の値段で転売されてるって聞いたけど、ユニクロTシャツ、10倍の値段でも9千900円だからね。6万円は大きく出ましたね。まあね、お商売は欲しい人がいれば、成立するよね。でも、コレ、売れるのか~?買う人いるのか~?

 

 

 

 

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映像を立体的に投影するって「プロジェクトマッピング」なんだよね。
う~ん、今じゃ当たり前になってしまったけど、これ描いた20年前にまさか実現するとは思いませんでした。

漫画の中の夢物語だったのに。何だか、人類ってすごいぞ、ねえ。

 

 服売造の株式上場への道はこれにて終了。

おお、これってビジネス漫画だったことに今、気づいた。

その344.なぜ、融資が通った?

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バブルははじけたけれど、銀行さんもお金を貸さないと成り立たないのが、お商売なのです。

でも、どこに資金提供するかなんですよね。この頃、急成長のIT産業に銀行のお金が流れたのですね。

 

今はEC(電子商取引)は当たり前の時代。ネットでモノを売買する時代が普通になるんて・・・。

 

で「インナーニット」って、何?それは次回。

 

 

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